高卒採用における求人票の書き方とは?求人票の書き方の2つのポイント

高卒の採用活動に携わっている方の中には、高卒専用の求人票の作成に難航していらっしゃる企業もいるでしょう。
今回は、高卒専門の求人票の概要や、求人票作成における2つのポイント、求人票作成において記載してはならない3つのポイントについて紹介しますので、ぜひ一度ご覧下さい。

目次

はじめに

高卒採用を実施するために、管轄のハローワークが提供している高卒専用の求人票を基に、求人票を作成されている企業様は多いかと思います。

高卒の求人票の特徴として、形式化されているため同じ項目で企業研究を行いやすかったり、高卒就職情報WEB提供サービスにて全国の高校の先生が閲覧可能だったりします。
一方で、文章だけの書類のため社会人経験の無い高校生にとっては会社概要が理解しづらかったり、給与や休日などの数値だけを比較されてしまったり、高校に多く届く求人票の中で埋もれてしまうなどの弱点もあります。

また、少子高齢化の影響もあり、高校生からの応募数を獲得することは年々難しくなっており、今後さらに人材獲得競争は激化していくことが予想されます。

今後さらに競争が激しくなる中で、高校生からの応募を獲得していくためには、高校生にとって分かりやすい自社の訴求をしていく必要があり、働くイメージがしっかり伝わる求人票作成が必須となります。

そこで今回は、求人作成のポイントやルールについてお伝えいたします。

求人票作成における2つのポイント

高卒専用の求人票を作成する際、イメージしやすい仕事内容の記載、分かりやすい職種の記載の2点が挙げられます。
それぞれの詳細について以下に記載していきます。

イメージしやすい仕事内容の記載

高校生にとって出来るだけ仕事内容をイメージしやすいように、記載する事が重要です。
下記に高校生や先生にとって分かりにくい仕事内容の記載の一例を紹介しています。

(例)仕事の内容
営業事務の仕事を行います。
具体的な仕事内容としては、エクセルのピボットテーブルなどを活用し営業成績や売上データの集計・分析作業や営業管理表の作成・運用を行なっていただきます。マクロやVBAが構築されているので、基本的な操作、数値入力で分析が可能です。

上記のような記載をしてしまっては、高校生や先生には仕事内容のイメージがつきにくいです。
特に、ピボットテーブルやマクロやVBAなどの専門用語を使ってしまっているため、素人でもわかるように仕事内容を記載する必要があります。

求人票は社会人が読むのではなく高校生が読むため、勉強に苦手意識のある高校生が読んだとしても、「自分が行う仕事内容が瞬時にイメージ出来る求人票」になっていることが重要です。

確認するためには、身近にいる小学生に一度、「仕事内容」の文章を読んでもらってください。
その小学生が仕事内容を理解することが出来れば、分かりやすい「仕事内容」です。
小学生が全然理解していない場合は、修正する余地があります。

高卒の求人票を作成する際には、イメージしやすい仕事内容を記載する事を意識して、作成に取り組んでみて下さい。

分かりやすい職種の記載

高校生が仕事を選ぶ際に基準で、上位を占めるのが「職種」です。
ですので、生徒が目を止める分かりやすい職種を記載する事が重要です。

例えば、営業職(人材採用を行う企業に企業紹介本を提案する営業)や技術スタッフ(屋根や外壁などの修繕)、鋼構造物工事業(農家などのビニルハウスの鉄骨を組立する作業)、運送業(トラックで倉庫から店舗へ冷凍食品を等を運送する業務)、などのイメージがつきやすい職種の記載方法をおすすめします。

ポイントとしては、具体的にどのような事をするのかについて、補足的に説明を加えるという点です。
逆に、イメージがつきにくい職種のみを記載したり、カッコよさを伝えるためにおしゃれに感じるような職種を記載することは、かえって良くないです。

つまり、技能職・カスタマーエンジニア・営業・資材業務などは、先生方や保護者は仕事内容のイメージがつく可能性はありますが、生徒には理解してもらえず興味をもってくれない可能性があります。
高校生は、学校に届いている多数の求人を見る時、職種を絞り込んで企業の求人票をみる事が多いです。その際、出来るだけ自社の求人票に目をとめてもらえるように、分かりやすい職種の記載を意識しましょう。

求人票作成において記載してはならない3つのポイント

高卒専用の求人票を作成する際、記載してはならない3つのポイントとして、禁止事項の記載、最低賃金以下の記載、事実と異なる誇張した条件の記載の3点が挙げられます。
それぞれの詳細について以下に記載していきます。

禁止事項の記載

禁止されている求人票への記載項目として、性別や年齢を限定する表現、差別につながる表現があります。

1点目の性別や年齢を限定する表現に関しては、「雇用対策法」や「男女雇用機会均等法」により禁止されています。
2点目の差別につながる表現に関しては、読み手が不快な思いや苦痛を感じるような人種や居住地、身体的特徴など、特定の人々に対する「差別表現」は記載してはならないと決まっています。

特に、性別や年齢の記載に関しては、大卒や中途の求人において記載する事が多いため、高卒の求人を作成する際には注意が必要です。

最低賃金以下の記載

最低賃金以下の記載はしてはなりません。
毎年各都道府県で最低賃金が定められているため、最低賃金改訂のタイミングの際にはチェックし、最低賃金以下の記載をしないようにしましょう。
また、各都道府県の最低賃金に関しては、厚生労働省のHPから確認が可能です。

事実と異なる誇張した条件の記載

業務内容や条件面において誇張した情報を記載しないようにしましょう。
誇張した表現は、学生と企業のミスマッチにもつながり、自社の評判を落とすことにもつながりかねません。事実に即した条件を記載するようにしましょう。

まとめ

今回は、高卒専門の求人票の概要や、求人票作成における2つのポイント、求人票作成において記載してはならない3つのポイントについて紹介させていただきました。

いかがだったでしょうか?
求人作成は地道な作業ですが、今回挙げた内容はどれも非常に重要です。
ご紹介したポイントを把握した上で、地道に改善を重ねることで高校生からの反応が良い効果的な求人が出来上がります。
ご紹介した求人票作成に関するノウハウを理解し、是非実践してみてください!

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